総合
顧客の創造

経営者にとって最優先すべき仕事とは何か。


それは「顧客の創造」、つまり契約書を締結し、企業としての売上を上げることだ。特に立ち上げ初期の会社にとって、その優先度はより高くなる。あたり前のことと思われる方も多いと思うが、注力出来ていない経営者は少なくない。


創業時から数年の間、相手に対して、お金を頂く話をすることは難しい。なぜ、難しいか。それは商品のブランドも、会社の信用も無い中、自分自身の価値に値付けをし、評価されることにある。値付けそのものも難しく、また、商品ではなく、会社でもなく、自分そのものを「NO」といわれる可能性のある土俵に上がることに、ためらいを感じるからである。サラリーマン時代に、優秀と言われた人ほど、その傾向にあるように思う。


では、顧客の創造以外に経営者は何に労力を使っているのか?それは、実は支出である。人を採用したり、新規事業に着手したり。支出は綿密に計画しやすく、予定通りに進めることができ、仕事をした気分にしてくれる。また、顧客の開拓という大儀のもと、経営者との交流に勤しんだり、講演・セミナーに、多くの時間を費やすことも珍しいことではない。


経営者が、売上を上げるという、その地味で難しい作業に正面から対峙する姿は、企業の成長エンジンとなり、利益に対する考え方を形成する。「顧客の創造」にどれだけ時間をかけているか。これを常に問い直し、日々の行動・月の計画を組み立てていきたい。
コラムニストプロフィール
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嶋内 秀之(しまうち ひでゆき)
株式会社アントレプレナーファクトリー
会社紹介:成長企業向けの経営支援、教育研修を行っています。
成長や新商品や市場の開拓はリスクが伴いますが、知っているだけで回避できるものが随分あります。
弊社は成長企業が直面する課題に対して「事例パターン、実務知識、経営理論」をまとめてお伝えします。

また、企業経営者の戦略や理念を、一般的な経営理論やケースから組み立てて伝える
新人研修、マネジャー研修等の企画、運営を行っています。