総合
「利用頻度の低い資産」「不要な資産」を見直しましょう!

お客様の会社を訪問していて、事務所や工場などを拝見していると、
使っていない機械や、利用していないパソコンや事務机、応接スペースなどを
見かけることがあります。


お聞きしてみると「ちょっと故障しているんですが、修理すると
お金がかかるのでそのままにしてるんです」とか
「以前は使っていたんですが、最近はほとんど使っていませんね。
まだ壊れているわけではないので、いずれ使う時期が来れば使おうと思っています」
といった回答が返ってきます。


ですが、この状態をそのまま継続してしまうと

1)場所の損失
  オフィスや工場内で、生産性のない無駄なスペースを生んでしまう
  →無駄なスペースの家賃や維持費を負担しているのと同じ状況


2)キャッシュの損失
  無駄なスペースの維持費を払うだけでなく、無駄な税金を払ってしまう可能性もある
  →これらの資産が固定資産に計上されていて、なおかつ会社が利益を
   順調に出せている状況であれば、不要な資産を処分してしまうことで、
   固定資産の売却損や除却損が発生する場合がありますし、
   仮に売却できた場合は、そのキャッシュを確保することができる

といった損失を生んでしまいます。


ご家庭で不要になったものが、いつまでも押入や収納場所で多くのスペースを
とって保管しているのと同じですね。


大手企業の工場などでは『1年間使わないものは廃棄する』というルールを
徹底しているほど、無駄の排除に取り組んで利益を創出しています。


皆さんの会社でも、利用頻度の低い資産が、そのままになっていることは
ありませんか?


在庫の削減も大切ですが、利用しない固定資産をそのままの状態にせず、
処分が必要な場合は処分することも、中小企業の財務体質を改善するうえでは、
非常に重要になります。


また、投資その他の資産に計上されている投資有価証券や出資金など、
投資関連の資産についても同様です。


皆さんの会社でも無駄な経費の洗い出しや、在庫の見直しととともに、
使っていない固定資産や備品、投資その他の資産を今一度チェック
してみましょう。
コラムニストプロフィール
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森岡 寛(もりおか ひろし)
株式会社M's FACTORY(エムズファクトリー)
大阪・神戸を中心に中小企業向けの財務コンサルティング業務を実施しています。
具体的業務としては、①経理業務の改善アドバイス、②月次財務報告書の提供・報告、③金融機関からの資金調達・返済相談、④資金繰り改善アドバイス、⑤予算設定・管理、⑥管理会計導入、などが挙げられます。また、現在は訪問財務コンサル(関西圏対象)と、ITツールを活用したWEB財務コンサル(全国の中小企業が対象)の2つのサービスを展開しています。